残業代0なのに終電まで残業を強要!部下を追い込む上司の対処法
会社人生を安定したものにして過ごすために、処世術を覚えることは大切です。しかし部下である以上、立場を間違えると大変なことになりますから、うまく振舞わなければいけません。
■上司の扱いに失敗してしまったケース
X社では、最近売上が落ち込んでいました。毎日17時になると、各グループで〆会がおこなわれて売上が読み上げられます。
その際に、ボウズ(売上ゼロ)の社員はグループの全社員から詰問を受けます。「どうしたら○○さんの数字が上がるようになるのか」「なにが問題なのか」を永遠に話し合うのです。
そのような日常の繰り返しで、営業マンは一年中ノルマに追われています。朝7時に出社を強制されて、終電間際まで残業が続きます。
しかし年俸制で裁量労働なので残業代は出ません。過重労働で社員は疲弊しています。
部内で体調異変をおこした人が多かったことから、吉沢君は川口課長に「メンバーから残業の不満が噴出している旨」を報告しました。川口課長も「わかった、部長に掛け合ってみる」との返事。
ところが、日が明けると、川口課長からはメンバーに対して厳しい叱責がありました。
「残業が多いのは売上が足りないからだ」