自分に問いかけるだけで「数字が読める人」になる3つの接続詞
こんにちは。深沢真太郎です。
ビジネスパーソンを数字と論理に強くする「ビジネス数学」を提唱する、教育コンサルタントです。
さて、突然ですが「数字が読める人」とは、いったいどんな人のことを指すのでしょうか?
決算書が読める人?データ分析が得意な人?それとも、日経新聞を読んでいる人でしょうか?
数字に強いビジネスパーソンを育成する立場から、この問いに答えてみたいと思います。
ズバリ、数字が読める人とは、数字から行動を導ける人です。これについて、簡単な例で考えてみましょう。
■平均身長170cmはどう読むか
仮にあなたが、アパレルブランドをプロデュースする立場にあるとしましょう。そして、日本人の平均身長が170cmだとします。
数字が読める人とは、この170という数字を文字どおり読むだけでは終わりません。
この数字から、日本人の身長データは正規分布に従っていると仮説を立て、170cmあたりのサイズを多めに生産するべきだと考える人でしょう。
ちなみに正規分布とは、確率論や統計学で用いられる代表的なデータ分布のことを指します。平均値の付近に集積するようなデータの分布を表した連続的な変数に関する確率分布です。