誰にでもわかるように説明したい!それなら「数学的」に話すべし
ということになるでしょうか。
実際、かつて学んだ数学の教科書に「ところで余談ですが……」とか「少し話が脱線しますが……」などという論述は、まずないはずです。
数学の先生で、結論を伝える前に話がいろんな方向に脱線してしまう方がいたとしたら、失礼ながらその方はニセモノです。
申し上げたいのは、数学とは単に計算をする学問ではないということ。
一切の矛盾がなく、論理的かつ最短距離で結論を説明できる論法を身につける学問なのです。
■数学ができるとわかりやすく話せる
ですから、数学を正しく勉強した方は、話し方がとにかくわかりやすい。
先ほどご紹介した東進ハイスクールの林修さんは現代文の講師ですが、数学も大好きだったそうです。
実は数学の講師になりたいと思っていたというのは有名な話であり、公式な場でも数学の重要性について発言されています。
私から見れば、林修さんは極めて数学的な人物といえます。
つまり、現代文が得意な方はおそらく数学も得意になれるのです。逆に、数学が得意な方なら、おそらく現代文も理解できるはずです。
■文章も数学的に書くとわかりやすい
その証拠に、手前味噌ですが私の文章は読者の方からいつも「読みやすい」