文部科学省が発表した「校内暴力の発生件数」は嘘?統計の裏事情
あるとき、生徒間のいじめを止めに入った結果、激昂した問題児たちに羽交い締めにされ、集団暴行を受けました。
事件は警察沙汰になりましたが、校内で揉み消されたため、教育委員会に報告されることはありませんでした。
文部科学省の統計は全国の教育委員会からの報告によるものなので、私が被害にあった事件は、その年の統計には換算されていないことになります。
詳しくは、当時の事件を漫画化していますので、私のホームページをご覧ください。無料で読めます。
■統計の数字では校内暴力の真実はわからない
2011年の大津市中2男子いじめ自殺事件を受けて、いじめ防止対策法が成立し、学校の隠蔽体質は少し改善されたようです。
しかし現役教員の話を聞いている限りでは、まだまだなくなってはいないようです。
では、それらを踏まえた上で、この統計を見るとどうでしょうか?
そうです、校内暴力の発生件数が多い地域は、報告義務を果たしているといえそうなのです。
逆に、発生件数の少ない地域はどうでしょうか?
でも、もしかすると、発生件数の多い地域は、隠蔽した上でこの数字なのかもしれませんし、発生件数の少ない地域も、報告義務を果たした上でこの数字かもしれません。