くらし情報『文部科学省が発表した「校内暴力の発生件数」は嘘?統計の裏事情』

2016年8月13日 23:11

文部科学省が発表した「校内暴力の発生件数」は嘘?統計の裏事情

つまり結局のところ、これらの統計を見たところで、地域や学校の環境などは一切わからないのです。

■学校が校内暴力事件を揉み消そうとする理由

では、なぜ学校はそこまでして事件を揉み消そうとするのでしょうか?

答えは簡単です。責任を問われるからです。

そんなの当たり前だと思われるでしょうか?いじめが発生した場合、それは学校の責任でしょうか?教師の責任でしょうか?担任の責任でしょうか?

私はそうは思いません。

私の子どもが学校でいじめにあっていたとして、担任からその報告を受けたとします。私であれば「事件が大きくなる前に、よく報告してくれた」と感謝します。

しっかりした担任だと信頼します。いじめの報告があれば、保護者間で連携をとり、地域で監視する体制を整えることが可能になるかもしれません。
報告がない状態では、なんの対策も打てません。

しかしながら世の中の保護者は、どうもそうは思わない人が多数派のようです。

校内で起こる事件はすべて学校の責任であり、いじめが起こるのは、担任の指導不足であると捉えられるのです。だから、学校はいじめの報告に対して消極的になります。本当に学校が悪いのでしょうか?


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