実は99%花粉をカットしてくれない!プリーツ型マスクの落とし穴
■マスクは隙間から飛沫や花粉が侵入する
まず、渡辺さんは、「“99%カット”という表示は、フィルタについて試験を行いそのような結果になっているので、本当なのだろうと思います。もしウソなら景品表示法違反(優良誤認)で、処罰の対象になりますから。
しかし問題なのは、表示が事実であっても、花粉やウイルスなどが口や鼻から侵入するのを防ぐことができないということなのです」と回答してくれました。
ということはつまり、フィルタがどんなに優れていてもウイルスや花粉が入ってきてしまうということでしょうか?
「はい、マスクと顔の間に隙間ができてしまい、そこから空気が漏れて飛沫や花粉が入ってきてしまうのです。
隙間が大きく、漏れる空気の量が大きいほど、漏れ率が高く、漏れ率の高い製品ほど、飛沫や花粉の侵入する量も多いということになります」
なるほど。完全に防ぐことは難しいんですね!
■プリーツ型マスクを避けた方がいい理由
漏れ率の高いマスクが、プリーツ型に多いということでしょうか?
「プリーツ型の場合、どうしても顔とマスクの間に大きな隙間ができてしまうので、漏れ率が高くなります。
国民生活センターのテストでは、プリーツ型の場合、すべての漏れ率が65%を超えていて、90%を超える製品もありました。