くらし情報『メールで使い分けるだけで「トラブルがなくなる」2つの質問技法』

メールで使い分けるだけで「トラブルがなくなる」2つの質問技法

話題やアイデアなどを広げたいとき、あるいは意見や情報を引き出したいときなどに有効だといいます。

■CQとOQの実例

CQ:和食と中華なら、どちらがお好きですか?OQ:どんな食べものがお好きですか?CQの場合、答えは和食か中華のどちらか。対するOQの場合は、好きな食べものについてより自由に答えられるということ。

ただし優劣をつけられるものではなく、どちらが適しているかは状況によるといいます。

CQでは、相手が「イエス/ノー」や「A/B」を答えやすい反面、TPOを間違えると、「どうしてこの選択肢しかないの?」「こちらの意見を聞く気はないの?」といぶかしがられる危険性も。

同じようにOQでは、相手が自由に回答できる反面、TPOを間違えると、「こちらの都合など聞かずに、そちらでまず候補を挙げてほしい」と思われてしまうかもしれません。

つまり、大切なのは「使い分け」。メールの目的や相手との関係性、その場の状況などを見極めながら、CQとOQのどちらがふさわしいか、その都度、よく考えて使うべきだということです。
(文/印南敦史)

【参考】

※山口拓朗(2015)『だから、読み手に伝わらない!(もう失敗しない文章コミュニケーションの技術)』実務教育出版
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