1本30万円のお茶も必要!ブランドビジネスを成功させる考え方
ロイヤルブルーティーが1本30万円の高額フラッグシップボトルである『MASA Super premium』をつくったのも、高級ブランドとして認知されるため。
飛ぶように売れる商品ではないとわかっていたものの、ブランドイメージを決定づけてくれるからこそ、採算度外視でつくる意味があったというわけです。
■心得2:正しい商品を正しく売る
先日ご紹介した『カリスマ添乗員が教える 人を虜(とりこ)にする極意』の著者と同じく、本書の著者も、目指すのは「三方よし」だと主張しています。
近江商人に根づく、「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」という考え方。
生産者に正しくお金が行きわたり、製造者も利益を得られる。そして消費者も適正価格で買えて、お茶業界も復活する。
それこそが企業理念であり、「まさに真善美(認識上の真、倫理上の善、審美上の美。人間の理想としての普遍妥当な価値の意)の世界」だとしています。
■心得3:社長の仕事は「人・もの・金を取捨選択」
著者によれば、理想的な社長は、人・もの・金を取捨選択するタイプ。成功している企業経営者にも、このタイプが多いといいます。
つまり、集めた人・もの・金から有用なもの、必要なものを取捨選択し、会社の品質管理をするのが社長の仕事だということ。