2000人もの会社員に取材して判明した「出世する人の口ぐせ」
それどころか、「いったよね?」「聞いてないぞ」などという口ぐせで部下を威嚇し、抑えつけてしまう上司も少なくありません。
そういう人が成功できないのは、むしろ当然の話だといえますが……。
しかし逆から考えると、「出世する人の口ぐせ」を見極められれば、下につく人間はやりやすくなるということにもなるはず。
そこで本書から、「すいすいと出世する人の口ぐせ」をいくつか引き出してみましょう。
(1)「君なら、大丈夫」
出世する上司は、部下に「この仕事をするように」と命じるとき、ことばに気をつけているもの。そのひとつが、難易度の高い仕事をさせるときなどに使われる「君なら、大丈夫」というフレーズだそうです。
自分がいわれたときのことを考えてみると、このことばに意識を高ぶらせる効果があることがわかると思います。
(2)「ここまでやってくれるなんて、驚いた」
これは、出世する管理職の代表的な口ぐせだとか。
たとえば部下に仕事を任せ、その仕上がりを確認したあとなどに口にするわけです。
仕上がりや成果物などを確認したうえで「ほめていることをアピールする」ことは、上司が部下に対し、「あなたのことをきちんと見ているよ」