不眠も改善する!22時以降は食事をしない方がいい科学的な理由
一方、いままでどおり飲食物が無制限に摂れる環境だった20人は、24人にくらべると反応時間が遅かったのです。3日目の夜までとくらべても、明らかにパフォーマンスの低下が見られたといいます。
■夜食はダイエットだけでなく睡眠の質にも影響
不眠や睡眠に関して、米国では約5,000万~7,000万人が悩んでいるといいます。また日本でも同様で、慢性的に不眠や睡眠について苦しんでいる人は全体の4割にも相当します。
この新しい研究結果によって、深夜に摂取する食べ物はダイエットだけではなく睡眠にも影響することが判明しました。
就寝時間が遅く、慢性的に不眠の症状を持つ人は、夜間に食べものを摂取することによって、より体重増加に影響されやすいこともわかりました。
また、国立衛生研究所の研究によると、特にアフリカ系アメリカ人の男性において、短時間睡眠は体重増加と肥満の危険因子となるとのこと。
深夜に摂取するカロリーを減らせば、深夜の間に消費されるべきカロリーの数を減らすことができ、結果的に体重増加を防止する助けにもなるのです。
米国では大人の69パーセントが肥満であるという報告もあります。肥満は病気につながり、具体的には冠状動脈性心臓病、高血圧、脳卒中、タイプ2糖尿病、ガン、睡眠時無呼吸症候群や他の健康問題に影響していくのです。