「第一子のIQ高い」なんてデマ!37万人調査で根拠ナシと判明
というもの。ただしその差はわずか1ポイント……!
そもそもIQの平均値は100で、85~115の間に約68%の人が集まり、70~130の間に約95%の人が収まるという、とっても大雑把な数値。
1ポイントの差があったところで、劇的に頭がよいということになるはずがありません。調査に携わったダミアン氏も「この結果は統計的には有意だが、ほとんど差のない無意味なもの」と説明しています。
■「第一子は一貫して外交的」との結果が出た理由
今回の分析では、性格的にも第一子と第二子とでは一貫した差があることが明らかになりました。
わかったのは、第二子にくらべて第一子は外向的で感じがよく、細かなことは気にしない優等生的な傾向があるということ。しかしIQ同様に、この差は相関0.02とごくわずかなものでした。
ロバート教授が「ある薬が1,000人のうち1人(0.001%)を救えるとすれば、そのデータは無視できません。
でも性格については、相関0.02という値は気にするようなものではありません」と説明していることからも、生まれた順番が性格に影響を及ぼすことはありえないということがわかります。それでは、どうして兄弟姉妹で性格に差があるのでしょう。