くらし情報『「第一子のIQ高い」なんてデマ!37万人調査で根拠ナシと判明』

「第一子のIQ高い」なんてデマ!37万人調査で根拠ナシと判明

調査では、家族の経済的状況や子どもの数、兄弟の年齢差など、結果を歪める可能性がある要素も検証したとのこと。

たとえば、子どもの数が少ない傾向にある裕福な家庭では、先に生まれた長男・長女のほうがより恵まれた環境に身を置くことができ、それがIQや人格に影響を与えることにもなるのだそうです。

また「家族内の大きな問題は、第一子が常に大人びてしまうことです」とロバート教授。

親は第一子に対し、第二子が産まれるまでは一人っ子状態で愛情を注ぎ、なにごとにも慎重になるので、第一子はしっかりしたいい子に育ちやすくなるのだとか。つまり、育て方で性格が形成されていくのです。

今回の調査で実証されたIQや性格の「ないにも等しい差」を見れば、兄弟で育児を変える必要がないことは明らか。「お兄ちゃん・お姉ちゃんの方が大切にされている」と第二子に理不尽な思いをさせないためにも、できるだけ第一子と差のない育児を心がけたいものですね。

(文/渋谷ふみ)

【参考】

※Study finds no meaningful association between birth order and personality or IQ-News Medical

※国立社会保障・人口問題研究所(第13回出生動向基本調査)
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