くらし情報『憑かれても責任は持ちません!ベトナムの心霊スポットめぐり』

憑かれても責任は持ちません!ベトナムの心霊スポットめぐり

として知られています。

ベトナムはつい40年前まで、フランス抗戦にベトナム戦争とほぼ休む間もない戦いの歴史を辿って来ました。コンダオ島はその戦史で常に、政治犯を中心に収監される監獄島だったのです。島で命を落とした人は「烈士」と呼ばれ(私達にとっては幕末の維新志士が近いかも)、なんとその数は二万人…。

憑かれても責任は持ちません!ベトナムの心霊スポットめぐり

二万人の魂が眠る集合墓地、夜に来ると空気が冷たい。著者友人撮影

島内には広大な墓地があり、また実際に使用されていた監獄を見学することも出来ます。当時の状態が保存されているものもあれば、野ざらしで廃墟化している監獄も。幽霊の類は関係なしに、夜中には絶対に行きたくない場所だと思えるでしょう。
「コンダオ島に行く」と話したら、ベトナム人から「幽霊が出るからやめた方がいいよ」と返ってくるやりとりは、現地に住む日本人の間でもよく聞かれる話です。

実際に、夜中に島内をバイクで走ったのですが、墓地周辺に近づいた途端にいきなりキーンと肌寒くなりました。小さな島だから温度が変化しやすいだけかもしれませんが、正直に言ってあれは怖かったです。ただ、心霊スポットとは言っても、ここはベトナム人にとって意味深い場所なので、烈士の方々には敬意を以て訪れましょう。

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