フットサルも世界レベルに!タイに続きベトナムがW杯出場!
著者撮影
フットサルのタイ代表が最初の国際試合を行ったのは1992年。アジアの他の強豪国も、ほぼ同時期にナショナルチームの歴史をスタートさせている。1999年にアジア選手権がスタートすると、第1回大会こそグループリーグで敗退したものの、翌年の第2回大会で3位。第4回大会からは3大会連続で3位に入っており、2000年からは5大会連続でワールドカップ出場中だ。安定してアジアトップレベルの力を見せてきた強さの秘密は、どこにあるのだろう。
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大きな要因のひとつとして考えられるのが、足でボールを扱う点が共通する競技であるセパタクローが古くから行われており、文化として定着していること。さらに、サッカー王国のブラジルのように道端でボールを蹴り合うストリートサッカーも広く行われているため、もともとサッカーにおいても細かなボール扱いの巧さには定評があった。これはタイだけでなく、ベトナムなど他の東南アジア諸国にも少なからず当てはまる要素といえる。
国の発展とともに、多様なスポーツ文化が花開きつつある昨今の東南アジア。そのなかで、まずは伝統的に得意とする「足ワザ」競技であり、局地戦のためサッカー以上に細やかなテクニックが生かされやすいフットサルにおいて、アジアトップレベルの力をつけてきたということだろう。