日本ではあまり知られていない ミャンマー料理の世界!
トマトやツボクサといった野菜に、スライスした玉ねぎ、砕いたピーナッツ、揚げた玉ねぎ、豆粉などを入れ、混ぜた料理なのです。
左から、タマリンドの葉サラダ、トマトサラダ、ツボクササラダ 著者撮影
野菜に加え、クリスピーなナッツ類、ドロッとした舌触りを生む豆粉など、様々な食感の食材が混ざり合い、それぞれが口の中で存在を主張。それが食べているうちにだんだん馴染んできて、最後にはしっとりした食べ心地に落ち着きます。ミャンマーの人たちは、こうした食感の変化も楽しんでいるように感じます。
食パンをのせたユニークなデザートも
食感の変化を好むミャンマー料理の特徴を、最も感じることができるのは、ミャンマーデザートの定番シュエインエーです。
プリプリしたタピオカや寒天に似たソフトな歯ざわりのゼリーなど数種類をカップに入れ、シロップをかけたおやつですが、最大の特徴は、最後に食パンをトッピングすること。食べているうちにシロップを吸ってフニフニになっていく食パンの口当たりの変化を堪能できます。
シュエインエー。道端の露店のほか、スーパーマーケットでも買うことができる 著者撮影
多民族国家であることと食文化がリンク?
日本人にはあまり知られていませんが、ミャンマーはアジアでも有数の多民族国家です。