くらし情報『ボロボロの旅館を継いだ私が社長令嬢と結婚⇒「親のために結婚しただけですから」花嫁の正体は』

2023年12月31日 21:40

ボロボロの旅館を継いだ私が社長令嬢と結婚⇒「親のために結婚しただけですから」花嫁の正体は

ボロボロの旅館を継いだ私が社長令嬢と結婚⇒「親のために結婚しただけですから」花嫁の正体は


独身男の私は、先日まで東京で不動産営業をやっていましたが、実家のオンボロ旅館を継ぐために辞職して帰郷したばかりです。子どものころの甘酸っぱい思い出が詰まった地元も、今ではさびれた温泉街。良質な源泉はあるものの、再建は簡単ではありませんでした。

傾く旅館の経営…

私が戻ってすぐの月末。父が旅館の収支試算表を手にうなだれていました。「これじゃつぶれる……」と。

このところ観光業の景気は悪く、近所の老舗旅館も次々と廃業。聞けば、幼なじみの実家もどこかの開発業者に宿を売り渡すとか。
「開発業者はここに巨大な観光施設を建てるそうだ。お前の親が承諾しないから困っているらしい」と言われたのを思い出した私は、父に売却の話をしてみました。

しかし頑固な父がうなずくはずもなく……。意外なことを言いだしたのです。「実は、ウチに資金援助を申し出てくれた会社がある。銀行への返済も肩代わりしてくれるんだと。ただ、1つ条件が……」

私は、こんなつぶれかけの旅館に資金援助? と驚きました。困惑して「条件って?」と尋ねると……。


「お前がその会社の社長令嬢と結婚することだ。頼む、この縁談を受けてくれ! 孫の顔だって見たい! それがこの旅館を子々孫々続けていく唯一の道だ」

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