2024年1月24日 07:40
宅配ピザを頼んだら2時間遅れ⇒ズブ濡れで立つ配達員の外国人男性の時給を知った母がブチ切れたワケは
外国人を低賃金で搾取していませんか?」と私も追及。すると店長は「し、知らなかっただけだ!」と開き直りました。「知らなかったで済む話ではないんですよ」
「労働基準法では、事業者は最低賃金以上の支払いを遵守することが定められています。最低賃金法4条2項では、最低賃金を満たさない雇用契約は、被雇用者が合意しても賃金に関する部分は無効です」
すかさず母も加勢してくれました。「ちなみに、違反して差額を支払わない場合は、50万円以下の罰金に処せられます。これは最低賃金法40条ね」
私たち、実は…
母と私の申し立てに圧倒されていた店長が、苦し紛れに絶叫。「偉そうに言ったって、あんたらはただの客。素人は何もできやしないだろ!」
私たちはフフッと笑って顔を見合わせました。
「申し遅れましたが、私は弁護士です。娘は私の法律事務所の助手。専門は労働問題ですよ」
そうなんです、私が合格を目指している資格試験とは、もちろん司法試験。条文がスラスラ出てくるのも努力と実務を積み上げているから。真っ青になった店長を放置して、私たちは労働基準監督署に通報したのです。
その後ピザ屋は行政指導を受け、最低賃金との差額を支払うことに。