2023年12月29日 22:40
50代から急増!水ぼうそう経験者にリスク!後遺症が出ることもある帯状疱疹を防ぐ方法は【医師解説】
これまで水ぼうそうにかかったことがない人は、体内に水ぼうそうのウイルスがないため帯状疱疹は発症しません。
もし発症してしまったら、なるべく早く皮膚科か内科を受診しましょう。受診が遅れるとウイルスが体内で増えて、6カ月から1年以上痛みが継続する帯状疱疹後神経痛を起こしやすくなります」(窪田先生)。
帯状疱疹はどう防ぐ?
2020年、帯状疱疹に特化したワクチンが登場
帯状疱疹を防ぐ方法はあるのでしょうか。
「免疫が落ちているときにかかりやすいので、ストレスをためないようにする、規則正しい生活習慣を続けるといった基本的な対策はあります。
しかし、より確実に予防するならワクチンが効果的です。
これまでは、乳幼児に接種している生ワクチンの水痘ワクチンしかなかったのですが、2020年に帯状疱疹に特化したワクチン『シングリックス』が登場しました」(窪田先生)。
どのようなワクチンなのでしょうか。
「シングリックスは水痘ワクチンと比べると効果が高く、50歳以上の発症を3~5%まで減らすことが可能とされ、70歳では10%程度まで減るという臨床結果もあります。
シングリックスは不活化ワクチンのため2回接種で、料金は2回で4万4000円です。