2024年2月6日 11:10
「どこか他人事だった親の介護…」身をもって体感した介護の過酷さとは【体験談】
親の介護を体験したことがないときは、その大変さは想像すらしていませんでした。しかしいざ自分が介護するようになって、その大変さが身にしみてわかりました。母の認知症による性格の変化や、介護で大変だったことなどについてお話しします。
性格や行動パターンが変化した母
母の認知症が進行し、服の着替え、食事、入浴などが思うようにできなくなり、私が日々介助することに。認知症は母の性格まで一変させてしまい、物忘れが激しくなって昨日のことすら覚えていない有様でした。
それでも子ども時代のことは鮮明に覚えており、たまに過去の体験談を私に話すのです。また人をひどく疑うようになり、財布を盗んだと私を責めるようになりました。そんなことをするはずがないと諭しても聞く耳を持ちません。
そして後から必ず財布が出てくるのですが、なくなった理由は単に置き忘れでした。食器棚など本来置くべき場所でないところに置くので、自分でも置いたことがわからなくなってしまうようでした。
外に出たがることが頻発
また、母は異常なほどに外出をせがむようになり、1時間置きくらいに外に連れて行ってくれと言いだすように。こちらが食事をしていたり、掃除をしていたりしてもお構いなしです。