くらし情報『「本人の意志が確認できない…」元気なうちに家族で話し合っておくことの大切さを痛感【体験談】』

2024年4月14日 10:10

「本人の意志が確認できない…」元気なうちに家族で話し合っておくことの大切さを痛感【体験談】

意志がわからないイメージ


私の父は認知症でした。両親は離婚しており、父とは小学生のころから一緒に住んではいませんでした。離れて暮らす家族が認知症になるという経験をした私が、父の認知症に気付いたきっかけやそこから施設への入所に至るまでの過程を通し、学んだことなどをお話ししたいと思います。

離れて暮らす父の関係

父とは小学生のころから離れて暮らしていましたが、数カ月に一度食事に行くような関係がずっと続いていました。もともと父は難聴があり、性格も自分勝手で人の話を聞いていないような節がありました。しかし何度も同じ質問をしたり、間違い電話をかけてきたりということが続き、おかしいなと思うようになりました。

決定的な出来事は、待ち合わせに現れなかったことです。その日も父と食事の約束があり、駅ビルで待ち合わせをしていました。
初めての場所ではありましたが、駅から直結でわかりやすい場所です。ところが、父は約束の時間になっても現れず、携帯電話に連絡をすると道に迷っているという返事が。携帯電話を片手に探し回って結局は会うことができたのですが、この出来事で父の認知症への疑いは私たち家族にとって決定的なものになりました。

家族で面倒を見る難しさ

おそらく父は認知症だろうと思ったものの、父はそのとき1人暮らし。

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