2024年4月30日 10:10
「大好きな趣味を泣く泣く引退…」空虚感を埋めてくれた人生の新たないきがいとは【体験談】
運動が好きな自分にとって、日課のテニスはなくてはならないもの。楽しみが失われてしまうことに心の中でおびえがあり、諦めることができずに教室へ通い続けました。
まさかのドクターストップ
そんなある日、無理して通う姿を見かねたのか、とうとう息子に病院へ連れていかれることに。診断の結果はドクターストップ。いつ膝が壊れてもおかしくないとのことで、「テニスは諦めてください」と言われてしまいました。
自分にとってはとても大切な趣味で、老後の楽しい習慣となっていただけに、大変酷な宣告でした。それに加え、趣味を通じてできた友人たちとも交流する機会がなくなってしまいます。しかし医師の診断、息子夫婦の心配を無視するわけにもいかず、泣く泣く大好きなテニスを引退することを決断しました。
新たな楽しみの誕生
テニスをやめてしばらくは、心に穴が空いたような感覚で何をしても楽しめない日々が続いていました。日々テニスをしていた時間ががっぽりと空いたため、暇に感じる時間がとても長くあるように思えました。出かけることも少なくなり、自宅で過ごすようになった私に、ある日思いがけない楽しみが舞い込んできました。
家で長く過ごすようになると、息子夫婦が孫を連れて遊びに来る機会が増えたのです。