くらし情報『「手指がこわばる」「指の関節が痛い」50歳前後に感じる手指の異変は更年期の影響?【医師監修】』

2022年2月25日 02:40

「手指がこわばる」「指の関節が痛い」50歳前後に感じる手指の異変は更年期の影響?【医師監修】

ところが40~50歳代になり、閉経の前後の各5年間、計10年間の更年期と呼ばれる時期を迎えると、分泌が急激に減少します。

エストロゲンは指の腱や関節を包む「滑膜(かつまく)」という組織にあるエストロゲン受容体に働きかけて、骨や腱を滑らかに動かします。ところが分泌量が減少すると作用しにくくなるため、 関節や骨がスムーズに動きにくくなり、腫れやしびれ、痛みなどの症状を引き起こすのです」(駒形先生)。

痛みやこわばりを改善する方法は

こわばりは手指を動かすと良くなることも
グーパー


痛みがあるときはなるべく早く受診をしたほうが良いですが、こわばりは水分不足や血行不良も影響していると駒形先生は言います。「朝起きたときの手のこわばりは、睡眠中に水分をとらないことによる水分不足が影響していることがあります。朝起きたら水分をとり、痛みがなければグーパーをして、手指を動かしてみましょう。良くなることがあります。動かして良くなったか、ならなかったか、痛みが出たかといった情報は受診するとき医師に伝えると診断の参考になります。


また、寒い日の朝は冷えが影響していることもあります。冷えで関節が固まり、こわばってしまうのです。

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