2023年4月6日 03:10
「今帰ったら…」いったん辞職を思いとどまり最後に笑うために下した決断は #ヤバイ職場を辞めた話 55
「今日は大人数の予約だから、困ればいい」と思っていました。
「さあ、帰るぞ!」と思ったとき、受付にある予約帳が目に入り、今日の予約をしているぴの下さんの顔が浮かんだのです。
ぴの下さんは菩薩のようなやさしい人で、一緒に仕事していたときは彼女の存在に何度も救われました。
社長の暴言に我慢できずに泣いた私を、泣きながらかばってくれたことも。
やさしいぴの下さんがあの社長に意見するのは、相当勇気がいったと思います。今帰ったらぴの下さんに心配をかけてしまいます。
こちらの都合を押し付けてお客さまに迷惑をかけるのも筋違いです。
ギリギリのところでそう考え直し、その後は何事もなかったように笑顔でお客さまを迎えました。
そして、この日を境には私はある決断をしました。
「最後に笑うために、今はばかを演じる」ということ。
私が実践した「ばかになる」はズバリ「感情を無にする」ことでした。
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ギリギリで考え直し、その後、何事もなかったように笑顔で客を迎えたゆっぺさんは大人ですね。責任を持って仕事をするには、こういう我慢が必要なときもあるのですね。
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