世間には悪いけれど…父との自殺を考えた私が踏みとどまった理由 #預金資産ゼロの父が倒れた話 85
夫も働いているので生活が苦しいわけではありません。父にお金を使うことはできますが、将来子どもたちにやりたいことができたとき、それが原因でお金がないという事態になって欲しくなかったのです。
もし、仮に生活保護申請が通っても私がお金を出さなければならない場面はあります。その負担を少しでも軽くするために、生活保護申請をすることにしたのです。
お金のこと以外にも私には悩みがいっぱい。その中の1つが退院後の父の生活について。
リハビリ院に転院したとき、入院期間は2〜4カ月だと言われており、その間にどうするか決めなければいけませんでした。生活保護だけではなく、介護認定も申請中なのに……父が受けられるサポートが何も決まっていないのに、退院を突きつけられたような気がして現実の厳しさを痛感しました。
父のためにいろいろとしている自分が空回りしているような気がして……私はちゃんと前に進んでいるのだろうかと不安な気持ちを抱えていました。
--------------
エェコさんは自分の大切な家族にとってどうすれば最善策を選ぶことができるのか、迷いながらも一歩一歩着実に歩んでいました。しかし、エェコさん自身は前に進めているのかわからなくなってしまった様子。