2023年8月21日 22:40
「最高に幸せな時間だった」戦争激化前の兄との思い出を作文に #親に捨てられたおばあちゃんの話 43
2児の母であり、インスタやブログでエッセイマンガを連載しているゆっぺさんが、尊敬する祖母・キヨさんの壮絶な人生をつづったマンガです。
キヨさんは1時間だけ授業を受けて早退し、家に戻って畑へ向かう生活になりました。毎日早退するキヨを、学校の先生もクラスメートも冷たい目で見るように。学校から出された宿題のこともわからず、クラスメートから「お勉強より子守りのほうが大事」と言われることもありました。そこで……。
★前の話
戦争激化前の最高に幸せだった時間
宿題を寝る前にしようと思ったキヨさん。1日の作業を終えた後、へとへとの体で机に向かうものの、養母に「夜に灯りをつけるんじゃない!」と電気を消されてしまいました。敵からの爆撃を避けるため、家の外へ電気の灯りを漏らしてはいけない決まりがあったのです。
一方で、キヨさんが好きな授業もあり……
こんにちはゆっぺです。
1日の中で机に向かう時間はわずかなものでしたが、キヨには好きな授業がありました。
昔から、作文を書くことがとても好きだったのです。
キヨは、戦争が深刻化する前に、兄の自転車の後ろに乗り、町まで買い物に連れて行ってもらったことがありました。