古代美術のあらたな鑑賞体験 ≪デジタル法隆寺宝物館≫東京国立博物館にて1月31日(火)より開室
数ある聖徳太子絵伝のなかでもっとも古く、初期やまと絵の代表作にあげられます。
しかし、長い年月を経て画面のいたみがひどく、肉眼で細部まで鑑賞することはかないません。
デジタルコンテンツ<8Kで文化財 国宝「聖徳太子絵伝」>は、本作品の高精細画像を、大型8Kモニターに映し出すアプリケーションです。1面およそ縦1.9m×横1.5mの本作品を、計28区画に分割して撮影し、画像をつなぎ合わせて1面で18億画素の画像データを作成しました。鑑賞者自身の操作により、2面で36億画素という画像データがリアルタイムに処理され、70インチ8Kモニターに表示されます。
国宝「聖徳太子絵伝」のみたい部分を大きく拡大すると、聖徳太子の表情までくわしく確認することができます。聖徳太子の生涯のエピソードから場面を選び、その場面の解説もお楽しみいただけます。およそ千年前に描かれた国宝の絵伝と聖徳太子の魅力を、8K画質でじっくりとご堪能ください。
●国宝「聖徳太子絵伝」
秦致貞 筆/平安時代・延久元年(1069)/綾本着色/10面/東京国立博物館(法隆寺献納宝物)
*原品の展示予定は未定です
その他多数のみどころあり。