くらし情報『【保険料月1万円以下で豊かに暮らす】第26回目 保険料が月1万円減ると、あなたの未来はこう変わる』

【保険料月1万円以下で豊かに暮らす】第26回目 保険料が月1万円減ると、あなたの未来はこう変わる

2. 浮いた保険料を積み立てた場合の資産形成効果は?

保険を見直して、浮いたお金を積み立てにまわした場合、どれだけ資産が増えるでしょうか。例えば、保険の見直しにより30歳~60歳までの保険料を月1万円カットできたとしてシミュレーションしてみましょう。

月1万円を30歳~60歳まで年利0.03%(2013年5月7日現在の1年定期預金の平均金利)の自動積立定期預金で積み立てた場合、10年後の40歳で120万1,800円、20年後は240万7,200円、30年後の60歳時点で361万6,300円になります。
現在のような超低金利ですと複利でも大幅に増えることは期待できませんが、リタイア後の小旅行や趣味にかける費用として、または医療や介護費用として取り置きしておくのにちょうどいい資産になるかもしれません。

では、投資信託で積み立てた場合はどうでしょうか。投資信託は確定利回り商品ではありませんが、ドル・コスト平均法で積み立てるため時間分散効果があります。

ドル・コスト平均法とは、定期的に継続して、一定金額ずつ購入する投資手法のことです。この手法で投資信託を買うと、価格が安いときにはたくさん買い付け、価格が高いときには少量しか買い付けない形になるため、平均的な取得価格を引き下げることができます。

積み立て投資の研究家・星野泰平氏の著書『半値になっても儲かる「つみたて投資」』によると、スタート時の価格(基準価額)が1万円で、7年後に2,000円まで下落、10年後5,000円まで回復した投資信託に毎月1万円を積み立て投資した場合、10年後には139万円になるそうです。投資額は120万円ですから、19万円が利益となります。同じく1万円から始まって5年後に2,000円まで下落して、10年後に1万円に戻した場合の結果は241万円。投資額の2倍以上に膨れ上がるそうです。

購入から一貫して値下がりしている場合や、価格がいったん上がった後に下がってしまったというタイミングで売ると元本割れをすることがあります。しかし、しばらく値下がりしていても、値上がりに転じれば、元の価格に持ち直す途中のタイミングで売ることで、利益が得られる局面も出てくるかもしれません。何かの資金を捻出するために保険を見直した人でなければ、浮いた保険料を積み立て投資に活用するのは賢い選択のひとつ。できれば価格が下がっているときに多く買い付け、価格が上がったときにゆったり売ることができればいいですね。

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