【子育てパパ・ママのための、お金の習慣】お金の使い方がみるみる上手くなる たった3つの財布の習慣
お金をぞんざいに扱い続けてきた場合、脳はお金のことを「自分にとって価値の低い存在である」と認識します。お金を手放すのに何のためらいもなくなり、むしろ価値の低いものを早く手放そうという行動につながることになるのです。
一方、お札の折り目やシワを伸ばし、向きを揃え、キレイに収納する習慣を続けていると、「お金は大切なものである」と認識し、「大切なお金を手放すなら、相応の価値があるものを」という気持ちになります。そうすることで「節約しなくちゃ!」と思わなくても、お金を使う判断基準が高まるため、無駄遣いや衝動買い等の浪費が少なくなるのです。
お金を手元に残したいなら、お金を大切にすること。財布の習慣の中で、最も重要な行動習慣ですので覚えておきましょう。
現金以外のものを財布に入れない
財布に入れるレシート、クーポン、ポイントカード、クレジットカード等は、必要最小限に留めましょう。
「家計簿をつけるから」と財布にレシートを入れている人がいますが、これは原則NGです。
レシートをとっておくなら、専用の袋を用意してそこに入れておくか、毎日家計簿をつけることです。レシートを財布に入れっぱなしにしていると、財布はパンパンになります。紙幣がいくら入っているのかがわかりづらいですし、所持金以上にお金を持っていると脳が錯覚してしまい、使いすぎにつながるおそれがあります。
また、クーポン、ポイントカードは、買い物を促進するために売り手側が導入したものです。お得に買えるから、便利だから、とたくさん持ち歩いている人は多いと思います。でも、財布を開くたびになんだか買い物に行きたくなりませんか?欲しいモノがあったときにクーポンを使えるとラッキーですが、クーポンがあるから買い物をするのは本末転倒です。そうなりやすくなってしまうのが、クーポンであり、ポイントカードなのです。
先日、知り合いが、「本当はパスタが食べたかったのに、ハンバーガーセットのクーポンがあったので、そちらを食べた」と言っていました。
それぞれの値段を聞いてみると、クーポンを使った料金と、食べたかったパスタの料金は同じでした。
「結局、パスタも食べたくなるんじゃない?」
と、聞いたら、多分そうだろうねと苦笑い。クーポンの魔力を改めて感じたものです。
お金を手元に残したいなら、衝動買いや無駄遣いを促進するこれらのアイテムは、できるだけ財布から取り出すこと。必要なときにだけ、財布に入れて持ち歩くようにしましょう。