くらし情報『第一生命 3000億円を資金調達』

第一生命 3000億円を資金調達

目次

・永久劣後ローンで3000億円
・新しい比率の公表に向けて
・自己資本強化を図ることが目的
第一生命 3000億円を資金調達

永久劣後ローンで3000億円

第一生命保険が、永久劣後ローンで3000億円程度の資金を調達する方針を固めたことがわかった。

これは、2年後の3月期に新しい健全性基準が導入されることを受けた、自己資本強化が目的で、来月中にも大手銀行を中心に調達する予定だ。


新しい比率の公表に向けて

平成23年3月期からは、導入に先駆けて、新しい比率が参考値として公表される。第一生命は、それを見込んで今期中に資本強化に着手することにした。

なお、日本生命保険や明治安田生命保険、住友生命保険は、株式会社の資本金に当たる基金をすでに500から700億円積み増している。

自己資本強化を図ることが目的

永久劣後ローンは、弁済の優先順位が低い債券で、新基準では自己資本の一部とみなされる。第一生命では、すでに借り入れている期限付き劣後ローンの2800億円と置き換えて、自己資本強化を図る見込みだ。

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