【保険料月1万円以下で豊かに暮らす】第30回目 契約前に確認しておきたい3つのポイント
2.「契約概要」と「注意喚起情報」は、重要事項説明書で再確認を
もう1つ、契約前に気をつけてほしいことがあります。「契約概要」と「注意喚起情報」の確認です。ご契約のしおり(約款)の内容のうち、特に重要な箇所をピックアップした「重要事項説明書」に記載されています。
契約概要とは、保険商品の内容を理解するために必要な情報をまとめたものです。商品の仕組みや保障内容、保険期間、保険の引受条件、保険料や配当金、解約返戻金等の有無、諸費用に関する事項(変額保険・変額年金保険等の場合)等が明記されています。保険に加入する場合、その保険がどんなときにどれだけの保障を得られるのか、その保障はいつまで続くのかを知ることはとても大切です。わからなければ担当者等に質問して、十分に理解した上で契約しましょう。
注意喚起情報とは、顧客に対して注意喚起すべき情報のことです。
一例をあげると次の通りです。
- クーリング・オフ
- 告知義務等の内容
- 責任開始期(保障の開始時期)
- 保険金等が受け取れない場合
- 保険料の払込猶予期間・失効、復活等について
- 解約と解約返戻金の有無
- 保険契約者保護について
- 変額保険、変額年金保険の場合、運用実績により将来における保険金等の額が変動し、不確実であること
- 外貨建て保険の為替リスク
- 外貨建て保険には為替手数料が必要なこと
特に、「外貨建て保険」や「変額年金保険」等のリスクのある保険の契約をする場合は、どんなときに損をする可能性があり、どんなときに大きな利益となる可能性があるのか、損を回避・軽減する方法はないのか・・・等、必ず確認するようにしましょう。
3.クーリング・オフを知っておこう
重要事項説明書には、さまざまな内容が書いてあります。例えば、クーリング・オフについてはこのように明記されています(一例です)。
【クーリング・オフについて】
申込書を記入していただいた日、または第1回保険料の払い込み日の、いずれか遅い日からその日を含めて原則8日以内(お申込日から15日以内と設定している保険商品もあります)であれば、書面によりお申し込みの撤回または保険契約の解除をすることができます。この場合、払い込みいただいた金額はお返しします。