くらし情報『【保険料月1万円以下で豊かに暮らす】第2回目 ゲンダイ版「三匹の子ブタ」 あなたはどのタイプ?』

【保険料月1万円以下で豊かに暮らす】第2回目 ゲンダイ版「三匹の子ブタ」 あなたはどのタイプ?

一番上の子ブタのその後

保険会社におまかせしていた一番上の子ブタの生活は毎日が綱渡りの状態でした。
更新のたびに保険料は上がりましたが、
「いざというときに保険が助けてくれるから。」と、頑張って払い続けました。
でも、無理がたたって、うつ病にかかってしまい、シゴトができなくなってしまいました。
保険会社からお金をもらおうと電話をすると、
「入院していないから、今のご契約内容では給付金はありませんよ。」
こんなはずじゃなかったのに。


二番目の子ブタのその後

一国一城の主になった二番目の子ブタはごきげんです。
「もっと稼いで、ガンガンお金を貯めよう。」
そんな矢先にガンが見つかりました。
手術のため入院し、退院後は抗がん剤治療です。治療が終わっても、定期健診に通わなければいけません。健康保険で医療費の7割(※1)は負担してくれるといっても結構な金額です。
「住宅ローンと医療費で貯めるどころか、家計は火の車だ。」
二番目の子ブタは急いで保険に入ろうと保険会社にお願いしましたが、なかなか入ることができません。
元気なうちに保険に入っておけばよかった。

※1…3歳以上70歳未満の人の場合


三番目の子ブタのその後

三番目の子ブタは一番上のお兄さん子ブタに「役所で、“自立支援医療制度”の手続きをするといいよ。」と、教えました。

うつ病などの精神疾患で継続して通院治療する必要がある人が手続きをすると、医療費の自己負担額が軽減されるのです。また、傷病手当金の手続きも教えてあげました。それまでもらっていた給料のうち一定額が健康保険から支給されるようになり、一番上の子ブタは大喜びです。

二番目の子ブタには“高額療養費制度”があるよ、と教えました。手続きをしたら、医療費の一部が戻ってきました(※2)。二番目の子ブタも大喜びです。

三番目の子ブタもスキーで転んで大けがをして30日間入院しましたが、入院する前に健康保険の窓口で手続きをして“限度額適用認定証”の交付を受けていたのと大部屋入院を選択したことで、医療費は月8~9万円程度(※3)と1食260円の食事代ですみました。しかも、勤務先の健康保険には「付加給付」があったので、手続きをしたら3~4カ月後に戻ってきました。
入っていた医療保険から入院給付金と手術給付金が給付されたし、傷病手当金の手続きもしたので、貯金の目減りは最小限に。いまではすっかりよくなって、お兄さん子ブタが元気になるように毎日励まし続けています。
三番目の子ブタはこういいました。

「保険に入る前に、社会保険や会社の制度を知っていてよかった。保険と貯蓄の両方で備えていてよかった。お兄さんたちも僕のようにすればよかったのにね。」

※2…高額療養費制度とは医療機関や薬局の窓口で支払った額が暦月(月の初めから終わりまで)で一定額を超えた場合にその超えた金額を支給する制度
※3…一般所得の人の場合(70歳未満であれば、標準報酬月額53万円以上の上位所得者と市町村民税非課税の低所得者以外の人)



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