くらし情報『4月から創設される「田園住居地域」って何?都市部の農地どうなるの?』

2018年3月13日 07:30

4月から創設される「田園住居地域」って何?都市部の農地どうなるの?

平成30年4月から、新たな用途地域として「田園住居地域」が創設され、従来の12種類から13種類になります。「田園住居地域ってどういう地域?」「何のために創設されるの?」と疑問に思う人も多いと思います。そこで今回は、まず用途地域の解説から田園住居地域とは何か、田園住居地域創設の背景などを、わかりやすくご説明します。

用途地域とは?

用途地域とは、都市計画法によって定められた12の地域(平成30年3月現在)のことをいいます。都市計画法は都市の健全な発展と秩序ある整備を図り、国土の均衡ある発展と公共の福祉の増進に寄与することを目的として定められているものです。

わかりやすくいうと、住宅専用地域に深夜営業の店舗や施設はできてほしくないものです。また、騒音や匂いを発する工場などが建てられても困ります。このようなことのないように、都市計画法では用途地域を区分して、用途地域内で建築可能な建物や規模などを規制しています。


用途地域は、以下のように7つの住居系地域、2つの商業系地域、3つの工業系地域に分けられています。

【住居系】
・第一種低層住宅専用地域
・第二種低層住宅専用地域
・第一種中高層住宅専用地域
・第二種中高層住宅専用地域
・第一種住居地域
・第二種住居地域
・準住居地域

【商業系】
・商業地域
・近隣商業地域

【工業系】
・準工業地域
・工業地域
・工業専用地域

それぞれの用途地域内では建築物や工作物の用途が制限されています。

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