芝浦工業大学が脱炭素化施策を考える探究授業をデザイン 中学・高校生が自治体の地球温暖化対策をシミュレーション
そして、2050年に脱炭素を実現するための政策・技術・システムについて学んだうえで、1人1台のタブレットにインストールしたCNSを使用したバックキャスティングでの置賜地域の脱炭素に向けた検討を行いました。CNSを通じて学んだ成果の一部は、11月6日(土)に開催された「サイエンスアゴラ」で発表されました。
授業で使用したCNSは、千葉大学を中心に本学と東京大学が基礎自治体での脱炭素政策を検討するために共同で開発したツールです。自治体別に2050年の人口、世帯数、就業者人口などの予測をもとに、2050年に稼働する住宅、非住宅、自動車台数などを算出し、省エネ投資をどの規模で行うのかを検討することができます。芝浦工業大学では、九里学園高等学校をはじめとして、鹿児島県立種子島高等学校や鹿児島県西之表市立種子島中学校、千葉県白井市立白井中学校などでの試行を通じて、CNSを活用した中学・高等学校の「総合的な時間/探究の時間」用の教育プログラムの開発を進めています。今後、その成果をまとめ、CNSを活用した教育プログラム(指導案・教材・評価方法など)とそのマニュアルを公表する予定です。■芝浦工業大学とは
工学部/システム理工学部/デザイン工学部/建築学部/大学院理工学研究科
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