くらし情報『すみだ北斎美術館、北斎や弟子が描いた桜をはじめ、四季の花々を展示する「北斎花らんまん」を開催 <期間:3月15日(火)~5月22日(日)>』

2022年2月16日 09:30

すみだ北斎美術館、北斎や弟子が描いた桜をはじめ、四季の花々を展示する「北斎花らんまん」を開催 <期間:3月15日(火)~5月22日(日)>

以降、江戸屈指の花見の名所でした。北斎の代表作「冨嶽三十六景」にも、花見シーズンの御殿山が描かれています。枝いっぱいに咲く桜は、薄い紅をぼかして摺った後に、凸凹をつけることのみで表す空摺(からずり)という技法で沢山の丸い点が施されています。

すみだ北斎美術館、北斎や弟子が描いた桜をはじめ、四季の花々を展示する「北斎花らんまん」を開催 <期間:3月15日(火)~5月22日(日)>

蹄斎北馬「朝妻舟」すみだ北斎美術館蔵(前期)

本図は浮世絵の中でも版画と異なり、絵師が絵筆で直接紙や絹に描いた肉筆画(にくひつが)です。北斎の弟子の一人・蹄斎北馬(ていさいほくば)によって描かれました。「朝妻舟」と名のつく作品に決まって描かれる柳や白拍子姿の遊女のほかに、満開の山桜が描かれています。花弁が舞い落ちる中、水面に映る遊女の顔は、目のまわりに化粧をしているようです。山桜は日本では古くから自生し、開花とともに葉をつけることで知られ、絵画にも描かれてきました。
本図は花弁や葉の一枚一枚、蕾が繊細に描写されています。

●3章 色とりどりの四季の花
3章では、現代の四季感に基づき、春(3月~5月)、夏(6月~8月)、秋(9月~11月)、冬(12月~2月)に区分し、季節の花々が描かれた作品をご紹介いたします。

<牡丹 開花時期:4月~6月>

すみだ北斎美術館、北斎や弟子が描いた桜をはじめ、四季の花々を展示する「北斎花らんまん」を開催 <期間:3月15日(火)~5月22日(日)>

葛飾北斎「牡丹に胡蝶」

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