くらし情報『テラヘルツ波を用いたプラスチックの素材識別と熱劣化診断の可能性を検証し、識別装置を開発』

テラヘルツ波を用いたプラスチックの素材識別と熱劣化診断の可能性を検証し、識別装置を開発

芝浦工業大学(東京都港区/学長 山田純)デザイン工学科・田邉 匡生教授らの研究チームは、テラヘルツ波を用いてプラスチックの素材識別と劣化診断が可能な装置を開発しました。
プラスチックは利便性が高いですが、近年では廃プラスチックの海洋汚染など地球規模の問題として取り上げられています。世界的に注目を集めているSDGs(持続可能な開発目標)等の達成に向けては、プラスチック等のマテリアルを高度にリサイクルする技術を開発する必要があります。
本研究では、テラヘルツ波を用いてプラスチックの素材を識別するだけでなく、劣化判断を行い、リサイクル効率の向上や廃プラスチックのリサイクル性を検証しており、本日施行された「プラスチック資源循環法(通称プラスチック新法)」に対応するものです。

■ポイント
・廃プラスチックの適正処理とリサイクルは、持続可能な社会づくりのために取り組まなければいけない重要な課題
・テラヘルツ波を用いて非接触でのプラスチックの素材識別や熱劣化診断を実施
・JST大学発新産業創出プログラム・プロジェクト支援型「プラスチック製容器包装廃棄物の高度選別装置の事業化」の成果として、テラヘルツ波を利用した廃プラスチック識別装置を開発

テラヘルツ波を用いたプラスチックの素材識別と熱劣化診断の可能性を検証し、識別装置を開発

図1. テラヘルツ透過/反射測定装置

■研究の背景
科学技術の発展とともに、加工が容易で低コストなプラスチックは普及しました。
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