2022年4月5日 16:15
東京大学と堀場製作所がカーボンニュートラル実現に向け独自のアプローチで挑む 「環境調和型エネルギーシステム社会連携講座」を4月1日に開設
対象範囲を拡大した実証実験を推進します。
(3)データの検証・蓄積を通じたエネルギーマネジメントシステムの構築
上記を通じて蓄積した実験データを総括し、研究開発施設でのあらゆる稼働状況に対応した、最適な電力供給や排熱の再利用などを行うエネルギーマネジメントシステム構築へと繋げます。
【想定する例】
・エネルギー消費量を最小にする実験計画の作成
・研究開発設備の使用負荷(ピーク時/アイドリング時など)に応じた供給電力の調整
(コージェネレーションシステム※4の最適運転)
・設備稼働により生じた排熱の空調などへの再循環
(4)両者の交流による人材育成
共同研究を通じた継続的な交流により、エネルギーマネジメントに関する研究開発をリードし、次世代を担う高度人材を育成します。さらに、蓄積したノウハウを役立て、新たな産学連携などへ繋げることで、「智慧」の輪を拡げ、持続的な技術革新へ発展させていきます。
左から、東京大学大学院工学系研究科長 染谷 隆夫、堀場製作所 代表取締役会長 兼 グループCEO 堀場 厚
【「環境調和型エネルギーシステム社会連携講座」の概要】
代表教員:東京大学大学院工学系研究科 熊田 亜紀子 教授
設置期間:2022年4月1日から2025年3月31日(3カ年間)