2022年5月6日 10:30
世界的に活躍する現代美術家・柳幸典氏と京都の老舗旅館がコラボレーション 「現代アートの中に泊まれる」140平米の客室が4月28日にオープン
陶芸家・石井直人氏、帯匠十代目・山口源兵衛氏、左官職人・久住章氏、和紙職人・ハタノワタル氏ら、京都・丹波を拠点に伝統の技を振るう作家・職人たちと、柳氏との協働によってつくりあげられた現代アート作品としての空間では、料理長・細井久仁彦によるお料理とともに、唯一無二の宿泊体験をお愉しみいただけます。
天と地をつなぐイカロスの回廊
夕暮れとともに虹があらわれる天の風呂
久住氏の左官技と石井氏の織部釉の陶板による地の風呂
※写真をご利用の際は「写真:泉山朗土」など明記いただけますと幸いです。
(2)アートルームプロジェクトを手掛けた柳幸典氏からのコメント
すみや亀峰菴でのプロジェクトは、旅館という宿りのための日本の伝統的空間と現代美術の融合という試みである。
旅人達を迎え入れるロビー兼アートギャラリー「百代」からアートと一体となったプライベートな客室「呼風」までを内と外、天と地、を表象する隧道でつなげるという構想で始まった本プロジェクトは、李白の詩「夫れ天地は万物の逆旅にして、光陰は百代の過各なり」の一節、そしてギリシャ神話でのイカロスが幽閉されていた迷宮から着想を得ている。「百代」