くらし情報『変形性関節症に伴う痛みを抑える治療薬「ソレンシア(猫用)」「リブレラ(犬用)」が国内製造販売承認を取得』

2022年9月8日 16:30

変形性関節症に伴う痛みを抑える治療薬「ソレンシア(猫用)」「リブレラ(犬用)」が国内製造販売承認を取得

しかし、日本では海外とくらべてOAの治療率は非常に低く、動物の痛みを見過ごしているケースが多いのが現状です。特に猫のOAは犬と比べて臨床徴候が分かりにくいため、飼い主さんが気付かないことも多い疾患です。しかしOAに伴う痛みを放置すると、犬や猫の日常動作が制限されるだけではなく、OAが更に悪化する恐れがあるため、早期に痛みを和らげ身体機能を維持・改善することがOA治療の成功の鍵となります。
これまで、犬猫のOAにおける疼痛管理には非ステロイド系抗炎症剤(NSAIDs)が用いられてきましたが、とりわけ猫においては有害事象を生じるリスクが少なくなく、また、毎日の経口投与に苦労されている飼い主さんも少なくありません。
そのような中、新たな疼痛管理の薬剤として開発された、フルネベトマブ(猫用 製品名:ソレンシア)、ベジンベトマブ(犬用 製品名:リブレラ)を有効成分とした抗体薬に大きな期待が寄せられています。両剤はNSAIDsとは作用機序が異なるため、肝・腎・胃腸疾患がある動物にも投与が出来ることに加え、月1回の皮下投与で疼痛を管理することが出来るため、有効性・安全性・利便性の面から非常に注目されている新薬です。

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