くらし情報『(mis)apprehension塩谷良太個展「はじめて見るかのようにはじめて見ている。」 EARTH+GALLERYにて6年ぶりの個展開催』

2022年11月29日 10:00

(mis)apprehension塩谷良太個展「はじめて見るかのようにはじめて見ている。」 EARTH+GALLERYにて6年ぶりの個展開催

シリーズの初期大型作品「物腰(2016)」が空間の気の流れを支配したのは記憶に新しく、その存在感と、稜線の起伏、色彩の濃淡、それらの躍動感に誘われ、人々は目の前に鎮座する陶作品の周りを衛星のように旋回し、縦横無碍に開かれた作品に対面し無意識的に身体全体で鑑賞せざるを得ない状況を体験することになりました。そのことは、私たち鑑賞者に新たな陶鑑賞のカタチを提示してくれたように感じます。

「今回の制作は窯から出てきた自作に面喰うところから始まった」といいます。2020年に「大きなサイズでも、思うような仕上がりを得られるようになってきた。」と話していた塩谷が、受け入れ難いほど想定外の印象となった制作物に対峙した時、氏は積極的に自作を探り糸口を見つけようとします。それは「仕組み」に立ち返る作業でありながら、その「佇まい」が醸す存在感の再分析と言えるでしょう。

「はじめて見るかのようにはじめて見ている。」と題した本展は、改めて見つめ直す作業から還元的、付随的に新たに生まれた表現の紹介のみならず作家の創造的思考の体現の場となるでしょう。「物腰 2022-11」をはじめとした、ドローイングを含む約30点を展示販売いたします。

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