<BSI ネットゼロ・バロメーターレポート 2023> 英国の中小企業経営者の82%がネットゼロ達成の重要性を認識する一方で、コスト圧力や達成に向けた道筋の不明確さから取り組みが停滞する恐れも
本プレスリリースは2023年5月3日(英国時間)に英国で配信されたプレスリリースの抄訳版です。
BSIが発表した調査レポートによれば、英国の中小企業(SME)間で排出ガス削減の重要性とそれが事業拡大の機会となることへの認識が過去の調査データの3倍に上昇する一方で、コスト増やネットゼロ達成までの道筋の不明確さから、持続可能な世界の実現に向けた取り組みが抑制されているとしています。
BSI ネットゼロ・バロメーターレポート 2023
英国の国家規格協会であるBSIは2023年5月3日、3回目となる「ネットゼロ・バロメーター」年次調査レポート(以下、当調査)を発表しました。面談形式で実施される当調査は、英国中小企業の意思決定権を持つ経営幹部1,000名と英国内の消費者1,000名を対象に行われました。調査の結果、ネットゼロにおける目標達成の重要性を認識する回答者の割合は2年前の調査のおよそ3倍となり(*1)、企業や組織がサプライチェーン上にある企業と連携して取り組みを進めることのできる大きなチャンスがあることが示されました。
多くの中小企業がネットゼロを推進する大きな理由としてコストメリットを上げていることから、当調査ではネットゼロにおける目標達成を目的として協力する企業には競争上のアドバンテージが生まれることも示しています。