くらし情報『光り輝く斑文の美しさを放つ「曜変天目」など至高の陶芸作品「天目茶碗」の販売・教育普及事業『NOVA+天目茶碗』を10月1日(日)より開始』

2023年9月25日 17:00

光り輝く斑文の美しさを放つ「曜変天目」など至高の陶芸作品「天目茶碗」の販売・教育普及事業『NOVA+天目茶碗』を10月1日(日)より開始

が特徴で、後に白色の「白釉(はくゆう)」も誕生しました。

「天目茶碗」の歴史は、中国の建窯(福建省建陽県)で焼造された「建盞(けんさん)」と言われ、五代末期(10世紀中葉)、考古学的発掘調査では北宋(ほくそう)末期(12世紀初頭)頃が始まりとされています。「建盞」は日本でとくに珍重され、なかでも黒釉陶の至芸「曜変(ようへん)天目」が有名で、そのほかにも「油滴(ゆてき)天目」「禾目(のぎめ)天目」「灰被(はいかつぎ)天目」など多くの種類が存在します。

日本では鎌倉後期(14世紀)には愛知県の瀬戸窯が「黒釉天目茶碗(瀬戸天目)」を焼き、桃山時代になると唐津焼や美濃焼でも「天目茶碗」が焼造されましたが、とくに美濃焼の「白釉天目茶碗」は白天目とよばれています。江戸時代に入っても「天目茶碗」の人気は衰えず全国各地の窯で焼かれ、現在でも「黒釉天目茶碗」が焼造されていいます。

<主な「天目茶碗」の種類>
「油滴天目(ゆてきてんもく)」
釉薬の結晶が分離し、茶碗の内外に斑点模様として現れたもの。水面に油のしずくが浮いている様子に似ていることから名付けられた。「禾目天目(のぎめてんもく)」
釉薬の結晶が分離し、流下することで模様が描かれる。

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