くらし情報『明治学院大学経済学部 田中鉄二准教授が食料供給を安定させる方法を提唱・実証 衛星から得られる収穫予測情報と北・南半球の季節性の違いを利用』

明治学院大学経済学部 田中鉄二准教授が食料供給を安定させる方法を提唱・実証 衛星から得られる収穫予測情報と北・南半球の季節性の違いを利用

https://glam.nasaharvest.org/
明治学院大学経済学部 田中鉄二准教授が食料供給を安定させる方法を提唱・実証 衛星から得られる収穫予測情報と北・南半球の季節性の違いを利用

図1:リモートセンシング(NDVI)によるロシア、ウクライナの小麦収穫予測

図2:世界の小麦・大豆の作物カレンダー
データソース:USDA
明治学院大学経済学部 田中鉄二准教授が食料供給を安定させる方法を提唱・実証 衛星から得られる収穫予測情報と北・南半球の季節性の違いを利用

図2:世界の小麦・大豆の作物カレンダー

図3:リモートセンシングによるブラジルの大豆収穫予測
a) 2011年 b) 2012年
出所:Tanaka et al. (2023)
明治学院大学経済学部 田中鉄二准教授が食料供給を安定させる方法を提唱・実証 衛星から得られる収穫予測情報と北・南半球の季節性の違いを利用

図3:リモートセンシングによるブラジルの大豆収穫予測

◆研究内容
・背景
リモートセンシング分野の技術レベルの向上により地球のモニタリングが改善されてきています。そのひとつとして農産物の生育状況の把握があります。しかしながら、農産物モニタリング情報を十分に役立てる方法が提案されてきませんでした。そこで北半球と南半球の季節性の違いと早期予測情報を利用して国際農産物市場の安定化ができることを思いつきました。このような地球規模での安定化メカニズムを提案している研究はこれまでになかったので、それがどの程度の効果をもたらすかを数量モデルで実証しました。

・本研究で得られた結果と知見
ロシア・ウクライナの小麦の豊作であった2008年、小麦輸入国市場で1.2%-9.3%価格を上昇させ、不作であった2012年には5.5%-12.6%価格を下落させる効果が見られました。
次ページ : ブラジルで大豆の不作であった2012年は価格高騰を7.3%… >>

新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧 exciteお悩み相談室
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
ウーマンエキサイトアプリ 令和ママ プレゼント 漫画家・脚本家募集LPバナー 上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2025 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.