一般社団法人アジア家具フォーラム代表理事、株式会社東洋ファニチャーリサーチ代表取締役社長 阿部野 育三氏のインタビュー記事を『人民日報海外版日本月刊』にて公開
大連に到着した際、元閣僚の政府関係者も中国を訪問する際にはビザが必要だと知らされ、一行は大連空港で足止めされてしまいました。幸い、人道的なルートを経て無事に入国し、予定通り活動を進めることができました。河村氏が「大連訪問は本当に素晴らしかった!」と感激された時、私はプロデュースが成功したという大きな達成感を覚えました。
また、中国の友人たちの熱心なもてなしと迅速な対応にも強く感銘を受けました。たとえば、日本の家具バイヤー300名を大連の展示会に招待するという大規模なプロジェクトが、主催者との何気ない会話から実現したのです。主催者に「日本のバイヤーを招けますか?」と尋ねられ、私は「チャーター便を手配して、成田と関西国際空港から出発すれば可能です」と提案しました。あくまで現実的な案として答えたつもりでしたが、主催者はすぐにチャーター便の手配を進め、その報告を受けた時は本当に驚きました。
2012年の大連展示会の訪問バイヤー
さらに、中国家具協会からの多大な支援と協力にも感謝しています。
岐阜県高山市は日本の有名な家具産地で、特に中国市場の開拓に力を入れています。2010年には、当時の高山市長・国島 芳明氏が家具メーカーを率いて訪中し、中国家具協会と販路開拓や製品開発、情報共有について交流を深めました。