大学生が着物姿で検証!滋賀県八幡堀で着物の「普段使い」促進に ESD(持続可能な開発のための教育)が与える効果を計測
立命館大学経済学部・寺脇拓教授、および同教授のゼミ生22名は、「ESD(Education for Sustainable Development)」と呼ばれる、持続可能な社会の実現を目指す学習・教育活動が、サステナブルファッションとしての特性を持つ日本の伝統的な「着物」の需要に与える効果を計測する研究活動に取り組んでいます。そのデータ収集のため、当ゼミは2024年11月16日(土)、滋賀県近江八幡市の八幡堀にて、着物の普段使いを促すイベント「八幡キモノコレクション」を開催しました。
当日は着物交換会など、着物の着用を促す仕掛けを取り入れながら、人々に着物の普段使いのイメージをつかんでもらうため、学生らは全員着物姿でアンケート調査を行いました。調査は比較的リーズナブルな価格で手に入るアンティーク/リサイクル着物にフォーカスして行われ、得られたデータから、ESDによって着物の普段使いの頻度が上昇するとともに、それらの着物に対して人々が支払っても良いと思う金額(支払意思額)も上昇する傾向が示されました。なお当ゼミは、この調査研究に必要な資金を得るため、「CAMPFIRE」にてクラウドファンディングを実施しています。