2023年11月11日 13:30
ドイツ・ベルリン発。日本の生地を魅せるブランド・SUSUMU AIにインタビュー
そういう生地はアトリエで保管しておき、お客さんがそれを気に入った場合にオーダーメイドの一点モノを作ることもありますね。
私たちの生地は絶対に余らない。
ハギレ生地を使用した小物。ポーチ、アイマスク、ヘアアクセサリー、スリッパ、ブックマーク、トラベルタグなどさまざまなアイテムがあります。
生地のロスをなくすことは私たちが真剣に取り組んでいることのひとつです。もし生地が余ったら、そのなかでできることを考える。今までルームシューズ、ペンケース、アイマスクなど多くの小物アイテムを製作してきました。そういう小物もどのみち私たちの生活に必要なものなのだから、ハギレ生地で作り出せるならそれに越したことはないですよね。
そしてハギレがさらに小さなピースになったら、つまみ細工(和装のアクセサリーや髪飾りに使われる手芸技術)に使用します。コインくらいの小さなサイズのハギレでもつまみ細工に使うことができるので、ドイツ国内でコネクションのある作家の方に生地を送っています。時には私たちのスタジオにいるアーティストがハギレをキルトのように組み合わせてオリジナルの生地にすることも。とにかく絶対に生地は余らないのです!
また私たちはスタジオですべて手作業のモノづくりをしているので、セールは絶対にしないです。