カフェとともにベルリンを知る−価値観を変えるドーナツ Atelier Dough編
ギュヴェンさん:Atelier Doughは2014年にニューヨークでハイビスカス・グレーズ・ドーナツに出会ったことから始まります。人生で初めてアメリカの本物のドーナツを食べた私は、その美味しさに衝撃を受けたのです。私はパリで学業を終え、ロンドンのGoogleで2年間働き、その後ベルリンに引っ越しました。以後4年間もIT業界で働いていましたが、次第とオフィス仕事に疲れてしまったのです。自分の手を使った仕事がしたくなった。そのときに、何年も前にニューヨークで食べた、あのドーナツを思い出し、ベルリンで自分のドーナツショップをオープンすることに決めました。
カウンターを中心に構えるミニマルな作りの店内は客席とドーナツ工場がひと続きになった、開放的で明るい雰囲気です。
カウンターには見ているだけで幸せな気持ちになれるドーナツがずらりと並んでいます。食感から選ぶのもよし、フレイバーで選んでもよし。期間限定のドーナツもあるので、何度も通いたくなります。
特に人気なドーナツはクレームブリュレドーナツ。ザクザクとしたカラメルの食感と中にたっぷり詰まったクリームがたまりません。ギュヴェンさんは「このドーナツで多くの人が私たちを知ることになった」