どうする?妻子持ちの男に近づく年下女、口うるさいレス妻と比較してつい…
そして…
宗太「止めに行こうと思ったけど」
(…は?)
謝るならまだしも、明らかにさらさの態度を理解できないというような言動に
さらさの積もり積もった不満がうわっと溢れ出た。
さらさ「あのさ、私ひなたのオムツ変えで手が離せないの。宗太は自分ひとりのことをやればいいだろうけど、私は常にひなたの世話をして2人分やってるの」
さらさ「昨日も夜泣きひどかったし疲れてるのに…自分はゲームして、オムツ替え手伝おうかの一言もないわけ?」
すると宗太が携帯を床に投げ、あたまをかく。
宗太「じゃあ、俺がオムツ替えをした時、テープの位置が違うだの、拭き残しはないかだの言うのやめてくんない?いちいちうるさくダメ出しされるとやる気おきねーよ」
さらさ「それとこれとは別でしょ!?だいったい…」
宗太「はいはい、わかりました。俺がいけなかった」
宗太がさらさの言葉を遮るように投げてた携帯をとって立ち上がり、
ダイニングテーブルにあった財布をポケットにいれて玄関にいく。
宗太「ちょっと頭冷やしてくる」
一度もこちらを振り返らず玄関に向かう宗太に、さらさは眉を寄せた。
(…全部、私がいけないってこと?)