【第10回】イヤイヤ期、トイトレ、こうやって乗り切った!
ってなんなんでしょうか?便利でわかりやすい言葉ですが、それぞれの子どもによって全然違う個性的な成長過程があるはずです。ある時、買い物の途中、息子が本屋さんの絵本コーナーの前で、もうテコでも動かない!という感じになってしまったことがありました。最初は優しく声掛けをしていても、だんだん言うこと聞かない息子にイライラしてきて私も語気を強めて…。でもふと客観的に考えてみたら、息子の主張は、もっと本屋さんにいたい!まだ帰りたくない!というもので、私の主張は、もう帰る時間だから帰りたい!というもので、それってほぼ同じ「自分の思い通りにしたい」というものですよね。私は大人だから、「折り合い」を付けやすかったり、「次の予定への時間の逆算」ができるけれど、息子はそれができないぶん不利なだけです。そう気付けたら、あぁこういうイヤッを繰り返しながら、「折り合い」や「逆算」や「優先順位」やその他いろいろの生きていく上での必要な思考を身につけていくんだ、いまはその途中なんだ。と思えるようになりました。これが、私にとっては結果的にすごく良かったと思っています。「イヤイヤ期」と認識した上で、それをなんとか乗り越えよう、と無理をしたり頑張ったりしていたら、きっと思い通りにならなくてイライラして、私までもがイヤイヤ期に突入していたはずです。