うちの子には向いていなかったネントレ
息子は、赤ちゃんの頃とにかくショートスリーパーでした。育児書に「まとまって寝るようになります」と書かれている月齢になっても、1~2時間おきに泣いて、朝も5時すぎに起床。とにかく睡眠力が弱い息子の夜通しのお世話は出口が見えずつらくてつらくて…。息子に少しでも長く寝てもらうために、何百回と検索をして、手あたり次第情報を仕入れてありとあらゆることを試しました。ある日、「りんごの香りで夜泣きが軽減!?」みたいな記事を見つけて、枕元にカットしたりんごをタッパーに入れておいてみましたが、なんの手応えもなく寝不足な朝を迎えて、茶色くなったりんごを見たときに、「なにやってんだろ」と虚しくなったあの気持ちは一生忘れられません。
生後7カ月ごろ、いわゆる「ネントレ」も試しました。一人で寝る力をつけるために、泣いても部屋に入らずに我慢すると、やがて泣きつかれて寝る、それを毎日繰り返すことで一人で寝ることができるようになる、というものでした。初日、もちろん息子は大号泣。苦しくて悲しくて、部屋の外で自分も大号泣。
でも、ネントレの本には、一度始めたら覚悟をもってやり通さないといけないと書いてあったので、やめることもできず、苦しいまま続けること一週間。