、超マジメになった。
つまり、ヤンチャな女子とは、彼にとって「過去になくしてしまったもうひとりの自分」なわけです。
■ 男子はルックス以外のところで「かわいい」を判断している
このようなことは、たとえば新海誠監督の作品に描かれています(『君の名は。』とか)。
新海監督の映画に出てくる男女は、自分が過去になくした自分に敏感です。だから相手に、過去の自分を投影するタイプの恋愛を繰り広げます。
過去になくした自分とは、ひとりではありません。複数人います。
先の例でいえば、彼はヤンチャな自分を過去になくしました。
同時に、受験競争の荒波にもまれているうちに、他者にやさしくする自分をなくしました。また、他人の目を気にせず行動できる潔さをなくしてきました。
男子は、見た目のかわいさだけではなく、女子の内面も見ていて、そこに自分が過去になくした自分を見つけられたら、その女子のことをかわいいと思って好きになるのです。
過去の自分とは、自分のことだから、だから彼はかわいいと思うのです。
■ 「ルックスがかわいい」は「かわいいね。それで?」ということ
なので、ルックスがかわいい女子や、女子っぽい洋服を着てかわいい女子は、男からすれば「うん、たしかに君はかわいいね、で、それで?」